ジャンクギター再生(続きその2)
昨年暮れからイジりはじめたジャンクギター、『Tokai LIMITED EDITION』
ヘッド周りが一段落したので、次は指板とフレットの手入れ+ナットの交換をしてみました。
フレット磨き
フレットの状態は全体的にくすみ、傷みが激しく特にローポジション(1~3フレットあたり)にガッツリと段差が!!
本来なら「すり合わせ」が必要なのでしょうが、そんなめんどくさいことワシには出来ませんw(スキルも無いし)
出来ることと言えば、ただひたすら研磨剤で磨くだけ、なのであります。
しかし、たまたまAmazonの読み放題でギタマガの今月号
を読んでいると、偶然にもフレットと指板のメンテ記事がありまして、その中で何やら見覚えのあるツールを発見。
なんと、フレット磨きに3Mのスポンジ研磨材を使うんじゃそうな…
コレ、見た目よりも凄く削れるんですけどw
まぁものは試しと粗目(スーパーファイン)で恐る恐る2度3度、フレットの上をこすってみたら、
ワシ、不器用ですから、このまま続けると削り過ぎるのは必至…なので、あとは研磨剤で磨くことにしました。
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金属磨き FERNANDES 946
念のため、削り過ぎてないか確認してから、フェルナンデスの946(青いチューブ)を使ってフレットを磨いていきます。
ちなみにコーティング剤の956(黄色いチューブ)もありますが、めんどくさいので最近はほとんど使ってませんw
研磨剤の効果
そんなわけでピカピカには成ったけども、研磨剤ではフレットの凹みまでは消えないのでありました。
って言うか、よく使うのは5フレット以上だったりするので、あまり気にならないし。
それにワシの経験上、少々の凹みはチョーキングやビブラートをかけているうちに、自然と消えてたりするんですゎw(少々じゃねぇけど)
指板の手入れ
こちらも手垢とホコリでかなりな汚れだったので、
まずは「禁断の水拭き」で積もったホコリを落としてから、自然乾燥させたところ。
何年も放置していたので色あせて、ひと目見ただけでカラカラに乾いているのが解ります。(決して水拭きしたから…ではないw)
Big Bends Fret Board Juice
最近、指板の手入れ・保湿に使っているのが、ビッグベンズのフレットボード・ジュース。
ウェスに染み込ませて指板を拭いてやると、白けた部分もしっとり艷やかに仕上がるのであります…
と言っても、今回の相手はかなりの乾燥肌。
一回の塗布くらいでは効果が薄いので、これまた禁じ手、直接指板の上にポトポトっと垂らして塗り込んでみました。
実はこの方法、以前ヤマちゃん(YAMAHA YGX-121P)でやったら、拭いても拭いても拭き取れず、翌日になってもオイルが指板から滲み出してくる、という苦い経験があるのですが、今回は特別なのでありますw
結果は完璧…とまでは言えないけれど、そこそこ見られるようにはなったのではないか、と自画自賛w
ところがヘッドと指板がキレイになったら、今度はナットの汚れが気になりだしたのであります。
ナット交換
当初ナットには手をつけず、ヴィンテージ?な雰囲気を残そうと思っていたものの…溝の中に鉛筆の芯粉(黒鉛)が残っていたりして、やっぱり汚いw
黄ばみはともかく、弦溝の汚れだけでも洗剤で洗って落とそうと思い、取り外してみると、
たまたま他のギターで使いそびれて、ストックしていたTUSQナット(PQ-5042-00)が使えそうな予感!?
厚み、幅ともに若干足らない気もするけど、わざわざ計測するまでもなく、
ほんのわずかに幅が短いけど、言われなければ分からないくらい。
高さは実際に弦を張ってみないと何とも言えませんが、まぁダメなら元のナットに戻すということで、古い方は捨てずに取っておきますゎw
あとがき
これでネックはひとまず完了なのであります。
汚さで「浮いている」と思っていたナットですが、いざ交換してみると、今度はナットの白さが目立ちますなぁw
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